日本書庫の管理人である前原ひろみは、じつは海外のとある米資本企業で、マーケティングチックなことをして生計を立てております、
そんな私は、何かを「売り込みたい」「して欲しい」時、主に以下二つの手順のどちらかを使用します。
ひとつは、まず「ターゲット」を中心に考える方法です。
「ターゲット層」の情報を分析し、彼らと自分をどのようにつなげることができるかを考える方法です。
例えば調査会社に、自社製品の購買者層を、年齢、性別、地域、支店、購入製品の単価と数量などを軸に分析し、ターゲットをカテゴリ分けし、彼らの特徴を分析し、自社でその特徴に最適な製品の作成と販売をする方法です。
例えば、日本書庫なら、
「大学生の間に日本書庫を広めたい」「英語学部にターゲットを限定しよう」「地域別に特徴はあるか?」「田舎のほうが外国人との接点がないから、それをウリにできそうだ」
などと仮説を立て、
「本当に田舎の英語学部学生は、外国人との接点が少なく、接点を求めているのか?」など、仮説を支える根拠をひとつひとつ検証していくことができます。
もうひとつは「目的別」に考える手法です。
現在その目的が達成されていない原因、つまり達成を阻害している要因が何なのか仮設をたて、その仮説が正しいのか、検証しながら、微調整していく方法です。
例
えば、「うちのA製品の返品率が高い。製品の故障ではなく、ただ買った後に衝動買いを後悔して、返品する人が多いようだ。これをどうにかしたい」という問
題があったとき、まず「必要なデータは何か」と「何が原因か」を同時に考えます。例えば、「購入後何日で返品されているか」「箱は空いているか」「返品者
の客層は」が必要そうです。また、「販促ではこの商品の用途(何が出来るか)を推しているが、使用方法(どう使うか)を殆ど説明していない。もしかした
ら、便利だと思って購入したけど、使い勝手がわるかったのか?」などの仮設を立て、それを検証するためにデータを集める方法です。
日本書庫なら、「編集者の稼働率を上げたい」「稼働率を下げている要因は何か?」などからはじめていくことができるでしょう。